なにから作り始めるか、のこと

ワークショップのサンプル作ることが多くて、
最近は手縫いばっかりやっていた。
ほとんど毎日使っていたミシンとはしばらくご無沙汰していました。
そろそろミシンに触らなと、下手になってしまう、、、ような気がしていた。


実は、実はというほどのものでもないですけど、
ミシンって、毎日ちょっとずつでも使わないと感覚が鈍ってしまう気がするんです、たぶん。
イベントに出展した後、1週間ぶりくらいで使うとどうも調子が出ないことがあって。
だから毎日、ちょっとずつでも触らないとダメ、っていうのは間違っていないと思う。
ま、偉そうなことを書いているけど、
どんなものでもそうですよね。失礼しました。

今回はミシンを使います。まずは裁断から。

注文分と在庫分の2個を裁断。注文分は革の色を3色で。
お好みの色を選んでいただきました。


裁断が終わって、コバ漉きも終わったところ。
手縫いの場合は結構作り方がシンプルな場合が多いので(私の場合)、
漉きはほんのちょっとだけなんですが、
ミシンを使う場合は結構いろんなところを漉きます。
というか、漉きをしないパーツの方が少ないかもしれない。
だからミシンで作る場合、一番気を遣う作業は、革漉きかも。
漉きがうまく行くと、もうそれで終わった感が。(それは言い過ぎ?)
だけど、裁断・革漉きが重要なのは間違いない。

肩パッドを切ったところも。
これはミシンを使うための下準備。
貼り合わせをしたり、切ったり、補強テープを入れたり、いろいろ。
次はミシン、という状態にしていきます。
それをたくさん作ると、まとめてミシンをかけられます。
無駄のない作業ができるように、手順を考えて。

たくさん縫えた。
これで糸切もまとめてできる。

私は細かなパーツから組み立てることが多いかも。
本体を先に作ってしまうと、場所を取るし、
なんかこう、気分を盛り上げていくのにも小さいパーツから作っていく方が好きなんです。

かなり省略してしまったけど、本体を裏側からも。
小さなことをコツコツと積み上げていくと、気が付いた時には完成しているんです。
今回は小さめのバッグだけど、大きいバッグでも一緒だし、小物も同じ。
入念に準備をすることが、間違いなく、早く作るコツ、なのかもしれません。

そうこうしていたら完成してしまいました。
小さめショルダーバッグ、でした。

パーツがたくさんあるものの場合、何から手をつけていくか、
私の場合は細かなパーツから。
その方が場所も取らないし、万が一そのパーツをミスった場合でも、
はじめのうちなら、それだけ作り直してもダメージは少ない。などなど、そんな理由から。

人それぞれ方法がありますので、参考程度にしてくださいね。