2023年「みしまko・to・ri なりわい体験プログラム」ご報告

10月に三島商工会議所が開催する「みしまko・to・ri なりわい体験プログラム」に参加し手縫いのワークショップを行いました。ウナボルサの参加は昨年に引き続き2回目です。

今年は「手縫いで作るキーホルダー(楕円)」を2日間開催。親子でのご参加やお一人でのご参加の方、合計8名にご来店いただきました。皆さま初めましての方でしたが、おしゃべりをしながら楽しい時間を過ごすことができ、本当にありがとうございました。

ワークショップの様子をちょっとご報告します。

1.革とステッチの色を決めます
最初にすることは色を決めることです。サンプルのキーホルダーを見ながら、革(7色)とステッチ(8色)の色をそれぞれ決めます。
キーホルダーは2枚の革を張り合わせて作るので、表と裏を同色にしたり、違う色にしたり。
金具をつける部分の革と合わせて全部で3枚の革の色を決めます。

キーホルダー(楕円)
手縫い糸


2. 穴を開けて縫っていきます
革の色が決まったら職人さんが2枚の革を張り合わせます。次は縫う前の下準備、穴開け。フォークみたいな形の道具「菱目打ち」を使って印(線)に沿って穴を開けます。初めて使う道具に不安もあるかもしれませんが、そこは大丈夫。ほかの革で穴開けの練習をしてから本番に臨みます。練習は何回でもOKです。
穴が開いたら、いよいよ手縫いです。2本の針に糸を通した後、一目ずつ縫っていきます。縫いやすいように「レーシングポニー」という道具にまたがって、革を固定して縫います。

菱目打ちを使って穴開け中
レーシングポニーを使って縫っているところ

3.縫い終わったら刻印を入れて、コバ磨きをして完成
キーホルダーには刻印を入れることができます。ウナボルサで刻印できるのは、アルファベットと数字。皆さん手打ち刻印は初体験とのこと。手打ち刻印も穴開けと同じように、ほかの革で練習をしてから本番です。年号・イニシャル・名前など、それぞれ入れたいものをお好きな場所に刻印されました。
最後はコバ磨き。革の断面がツルツルになるように目止め液、紙やすり、乾いた布を使って磨きます。何度か繰り返し磨いてツルツルになったら完成です!

ツルツルかどうか手で確認しながらコバ磨き
最初に比べてツルツルになっていくのが分かります
赤い革と赤いステッチがアクセントに
(刻印の一部は隠しています)
刻印を斜めに入れたり横に入れたりとそれぞれ個性が
(刻印の一部は隠しています)
本体と金具の付け根の革の色を変えてワンポイントに
(刻印の一部は隠しています)
ベージュのステッチが映えています
(刻印の一部は隠しています)
名前と年号を入れました
(刻印の一部は隠しています)

初めての道具を使って穴開けしたり、縫ったり、刻印したり、磨いたり。約90分という時間でしたが、「夢中になってあっという間だった」「楽しかった」「また体験したい」などのご感想をいただき、嬉しかったです。ありがとうございました。来年もまた「なりわい体験プログラム」に参加したいと思っています。

お店では毎月ワークショップを開催しています。キーホルダー(しずく型または円形)・パスケース・ブックカバー・小銭入れを製作できます。ワークショップの詳細はこちらから
ワークショップ開催日はトップページ一番下のカレンダーをご覧ください。